管理人

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管理人さんの日記

(Web全体に公開)

2016年
03月30日
21:42

卒業

別れや巣立ちの合唱曲があちこちで響き渡る 3月。

卒業の季節になると思い出すお話があります。

当時4年生だった男の子のお母さんが、

学年最後のクラス懇談会に出た時に聞いた、

担任の先生の息子さんのお話しです。

先生の息子さんが4年生のとき、本人の強い希望で

少年団の野球チームに入団。

野球が好きで入団したのですから、

それはそれは 嬉しくて

練習にも喜んで参加していました。

そんな息子さんの様子を 先生も都合のつく限り

ご主人と一緒に観に行くのが 楽しみだったそうです。


そして6年生、いよいよ息子さんたちが試合に出る番。

のはずが、その代の6年生は人数が多くて

息子さんもなかなかレギュラーになれず、

ベンチを温めていることが多くなりました。

心なしかその後ろ姿は寂しそうに見えました。

それでも練習に励む息子さんを、 複雑な気持ち

で見つめながら 先生はできる限りチームの

応援に行きました。 そんなある日、

「もう、試合を観に来なくてもいいよ」

声を詰まらせるようにして息子さんが言いました。

「・・・どうして?」

先生も、驚きと何となく感じていた切なさで

こう切り返すのが精一杯。

「もうどうせ試合には出られない!もうやめる!」

返ってきたのは、今まで耐えて

きた悔しさと悲しさが 入り混じった

涙いっぱいのことばでした。

「もう、いやならやめてもいいよ」

実は見ているのが辛かった先生も、

思わずそんな風に 答えてしまったそうです。

それからしばらく、息子さんはふさぎ込んで

いましたが 練習にはなんとか参加していました。

そして6年生最後の試合。

もう息子が試合に出る姿は見られないかも

しれない、 そんな思いを抱えながら

見守っていたところ、

なんと、途中からではありましたが息子さんが出場!

懸命にプレーする息子さんに先生も夢中で応援し、

親子にとって最高の思い出になったそうです。


そんな小学校生活最後の試合の帰り道、

これで 野球はやめてしまうのだろうか?

と気になって ドキドキしていた先生に、

息子さんはこう言いました。

「...やっぱり野球、続ける。続けていい?」

もう先生は嬉しくて、今までのモヤモヤした

気持ちも全部吹き飛んでうなずいたそうです。

先生は自分の息子さんの経験から

「このクラスの子供たちも、これからいろいろと

辛いことがあると思うけれどどうか頑張って

乗り越えて欲しい。そして、お母さん方も

壁にぶち当たった我が子を見るのは

辛いでしょうけれど、どうか見守っていただきたい」

そんなことをおっしゃっていたそうです。

先生の話しに聞き入っていたお母さんも、

実は サッカーをしている息子さんのことでモヤモヤ

していました。 サッカーが好きでチームに入団したけれど、

チームの勝利のためにベンチを温めている息子さんと

先生の息子さんのお話しが重なり、

溢れそうになる涙を必死にこらえ聞いていたとか。

そして、学校の先生も普通の親なんだなぁという

妙な親近感?も湧き上がり「頑張ろう」と

思えたそうです。



不思議ですねぇ、我が家の子供たちも

似た状況を経験しました。

今春、理美容学校を巣立った卒業生も

もがき苦しんで、自分自身で乗り越える。

そんな苦しい時があるでしょう。

諦めず、乗り越えて欲しい。

そしていつか「この仕事を続けてきて良かった」

そう思って欲しい。 そのためには私たちも、

ヘアサロン業界がもっと 働きやすい環境

になるように頑張らねばなりませんね。



長くなりましたが、

ご卒業された皆様おめでとうございます!

輝かしい未来にエールを!